駐在するって言ってもどこの国がいいのだろう?
そんなあなたにはまずは東南アジアをお勧めします。
なぜ東南アジアなのか?
まず駐在するといってもいろんな国があります。北米、南米、ヨーロッパ、中東など。人が住んでいる限りビジネスは可能ですがなぜ東南アジアがおすすめなのか?
以下のような理由があります。
- 日本から近い
- 地政学的リスクが少ない
- 駐在チャンスが多い
- ポテンシャルが高い
日本から近い
なんといっても日本から近いのは便利です。駐在を考えている方々には両親や家族がいる方も多いでしょう。万が一両親や家族に何かあったら?そんな時はすぐに帰国しなければならないかもしれません。
私はタイに駐在していましたが、周りの日本人駐在者でも両親の体調がよくない、単身赴任だったけど日本に残っている家族が病気になってしまった、などはよく聞きました。そんな時に東南アジアであれば航空便も多いですし、すぐに帰国することができます。
これがヨーロッパや北米だったらどうでしょう。飛行機で10時間以上、赴任地によっては乗り継ぎも含めて移動だけで1日以上を費やしてしまうかもしれません。何かあったときにすぐに帰国できるのは安心ですよね。
また時差の問題もあります。タイやインドネシアであれば時差は2時間だけ、日本と同じような勤務時間で業務を行うことができます。赴任先で何かあっても日本の同僚たちに相談することも比較的容易です。
日本から近いというのは何かと利点が多いです。
地政学的リスクが少ない
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こんなニュースもあります。国によっては政治的な背景からも駐在員にとって思いもよらないリスクが潜んでいることもあります。またコロナのようなパンデミックがまた再び起こることもあり得ます。そんな時に地政学リスクが少ないというのはやはり安心材料になりえるかと思います。
もちろん日本とは政治も文化も異なりますので、異国に住んでいるという意識で自身でリスク管理はしなければならないのですが、自分ではコントロールできないリスクは最小化すべきなのは間違いないです。
駐在チャンスが多い
2023年現在、タイには約5800社、ベトナム約2300社、インドネシア約1500社の日系企業が進出していると言われています。
海外進出企業数だけで言うと多い順に中国(約31000社)、アメリカ(約8900社)、インド(約4900社)が上位3か国ですが、タイ、ベトナム、インドネシアは4、5、6位とそれらに続いています。
日系企業が多いというのはそれだけ日本人駐在員を置くケースも増えるわけで、就職できるチャンスも多いといえます。
ポテンシャルが高い
東南アジア諸国は労働力人口の増加とインフラ資本の蓄積人的資本の向上を通じて、生産性向上の恩恵が今後も見込まれるため、2030年まで4%程度の成長を続け、一人当たり所得は1万ドル弱にまで上昇すると予測されています。かつては一人当たり所得が1万ドルを超えると自動車を購入する層が拡大すると言われ、経済成長が加速する目安とされてきました。
現時点で 東南アジアの人口は、世界人口の 1 割弱となる 6.3 億人を占め、2030年には 7.3 億人にまで増加する予測が出ています。労働力人口も東南アジア 人口の約 9 割を占める主要 5 カ国(ASEAN5)の労働力人口は、2030 年には 3.3 億人まで増加していきます。
各国の出生率は、緩やかな低下傾向になっていますが、一定程度の出生率を保っている国を中心に人口の増加が続くことが予想されています。
インドネシア(2.3)、ベトナム(2.05)、タイ(1.4)
タイだけは高齢化が進むと言われていますがそれでも日本よりは平均年齢が若いですし、他の東南アジア諸国は高い出生率を保っています。
このことからも東南アジア諸国はまだまだ経済発展が期待でき、ビジネスのチャンスも増えていくことが予想されます。
経済成長している国でのビジネスはダイナミックで大きな刺激を受けることができるでしょう。
海外駐在員は東南アジアを目指せ!
ということで初めての海外駐在には東南アジアをお勧めします。日本からも近く、リスクも比較的小さい東南アジア諸国で海外駐在を楽しみながら稼いじゃいましょう。