駐在で稼ぐ!

駐在で稼ぐ!- なぜ海外駐在は稼げるのか?

「最近はだれもタイに行きたがらないんだよね、、、」

これは私がタイに赴任していたときにお客さんからよく聞いたセリフです。どうやら最近は海外駐在が人気がないらしく、駐在員が赴任期間を延長したり、過去に赴任していた社員を再度派遣する、みたいなことがよく行われているようです。

チャンスがあるのに海外駐在しないのはとてももったいないです。

稼ぎたい人こそ海外駐在すべきだ!

多くの企業では一般的に海外駐在員にいろいろなパッケージを提供しています。代表的なのは住宅、社有車、医療保険、教育費用などでしょうか?

まず住宅費ですが私が聞く限りはほとんどの企業が駐在員の住宅費を全額負担しています。私の場合日本に持ち家があり、それも貸し出していなかったため日本の住宅費がなくなることはありませんでしたが、賃貸の方は日本で支払っている住宅費がまるまるなくなると考えていただいてよいです。また日本の持ち家やマンションを駐在期間中貸し出すことができればさらに副収入も期待できます。

社有車も同じです。私は赴任前に日本の車を売却しました。そして赴任先では会社がドライバー付きで社有車を用意してくれたので、これは日本で支払うはずであった費用がまるまる無くなったことになります。

医療保険は海外赴任者用の保険に加入してくれますので、基本的には持病と歯の治療以外は無料で受けられました。日本では成人は3割負担なのでこれも大きいです。

最後に教育費用、日本でも公立高校の場合はほとんど費用は発生しないかと思いますが、私の場合赴任中は日本人学校、現地の幼稚園、それぞれのスクールバスの費用はすべて負担してもらえました。

さらに期待できる利点は?

もちろん各種費用を会社側で負担してもらえるのは大変助かりますが、私がもっとも大きいと感じだのは税金、社会保険の部分です。私は日本では所得税33%の範囲にいましたがタイではそれが20%でした。基本的には所得税だけ。日本の社会保険は会社側で負担してもらっていたため、年金の支払いも空白期間がないし、帰国時の医療費も健康保険証が使えました。

注意いただきたいのはこれは私が聞いた限りの一般的なお話でもちろん企業によって考え方は異なります。

さらに経済的な利点以外にも稼ぐことができる理由があります。それは、、、

海外駐在ほどスキルアップできる機会はない!

どの企業でも日本での業務と海外駐在時の業務は異なります。また期待される成果も異なります。

一般的に海外駐在すると業務の幅が広がります。近年は企業もコスト削減で駐在員を減らしているという背景もありひとりの駐在員に求められる業務は多岐にわたります。また駐在員として赴任する以上は多くの場合は法人や各部署をマネジメントするマネージャーとしての側面が強いでしょう。

  • 法人や部署の責任者としての総合的な現地法人のマネジメント(法人、担当部門の損益まで)と本社への報告
  • 顧客、仕入先または関係機関の日本人との折衝
  • ローカルスタッフの採用活動、教育、評価

などが海外駐在員の業務でしょうか。時には責任者としてローカルスタッフの失敗をサポートしなければならないことも多いでしょう。しかしそれさえも経験となります。

また日系企業とはいえコミュニケーションの多くは現地の言語や英語になると思います。通訳がついてくれる手厚い企業もあるかもしれませんが日常生活含めすべてが日本語というわけにはいかないでしょう。言語力を含むコミュニケーション能力も求められます。

私が聞き及ぶ範囲でも海外駐在で積極的にいろんなことを経験した方々の多くは帰国後も要職に就いていたり、また更なるスキルアップのため大手企業や外資系企業への転職をされた方々も多くいらっしゃいます。もちろん好待遇で。

5年で億り人に??

本当に好待遇のケースではインドの日系製造工場に5年間工場長として赴任された方は、前述のとおり会社がいろいろ負担してくれたおかげで現地でお金もほとんど使わず、5年程度の赴任期間で1億円ほどの収入があったという方もいらっしゃるようです。

それは極めてまれなケースとしても海外赴任中に数千万円くらいの貯金ができて帰国されたという方はよく聞きます。実際に現地のフリーペーパーに「本帰国後に注文住宅を建てましょう」というフレーズの高級注文住宅メーカーの広告がよく掲載されているのは事実です。

海外駐在でお金を稼いでスキルも身につけよう!

冒頭にも書きましたが近年は海外駐在に行きたくない、という方が多いようで多くの企業が駐在員探しに苦慮しています。今こそチャンスです。海外駐在の経済的利点を享受し、また自分のスキルアップを目指しましょう。

「自分を変えるには環境を変えるのが最も確実で手っ取り早い」とはよく言われることです。転職もそうかもしれませんが、海外駐在はもっと劇的に環境を変えるチャンスです。環境を変える手続きのほとんどを会社が自動的にサポートしてくれます。しかも無料で。

新しい環境で新しい自分に出会えるはずですよ。

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